計算問題④(配合計算(調合計算)その1)

計算問題

こんにちは。こうです。

 今回はコンクリート技士の試験に頻繁に出題される計算問題「配合計算(調合計算)」について紹介します。コンクリートの配合計算は、1㎥(1000L)のコンクリートをつくるために、必要な材料の合計量が1000L(1000リットル)になるように考えます。また、配合計算には、表乾骨材を使用することが前提になっています。 ※ 1000Lは、1000リットルのことです。

 配合計算の問題を解くには、問題文で与えられる材料の数値を、以下の計算表に書き
込み、質量=密度×容積(または 、容積=質量÷密度)の計算等をしていきます。

【計算表】

【記号の意味】

⭐計算問題は、上の表を紙に書いて解きます。S/a容積(L)の計算なのでご注意ください。

  実際に例題を解いてみます。

 例題
   水 175kg、セメント 350kg、細骨材 825kg、粗骨 949kgの配合における
   空気量(L)、水セメント比(%)、細骨材率(%)、単位容積質量(kg/㎥)
   を求めなさい。それぞれの密度(kg/㎥)は、水 1.00、セメント 3.15、
   細骨材 2.62、粗骨材 2.68とする。

 [解き方]  上の計算表を手書きし、問題文の数値を書き込みます。

 水は、密度1.00kg/㎥なので、容積は175L
 セメントは、密度3.15kg/㎥なので、容積 = 350kg÷3.15kg/㎥ ≒ 111L
 細骨材(砂)は、密度2.62kg/㎥なので、容積 = 825kg÷2.62kg/㎥ ≒ 315L
 粗骨材(砂利)は、密度2.68kg/㎥なので、容積 = 949kg÷2.68kg/㎥ ≒ 354L 

※ オススメの学習テキストです。ご興味ある方はどうぞ。

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