こんにちは。こうです。
今回はコンクリート技士の試験に出題されることのある計算問題「骨材の絶乾密度と表乾密度」について紹介します。この2種類の密度は調合計算(配合計算)を行う際に必要になることがあるため、理解しておいた方がよい内容です。
前回のおさらいになりますが、骨材(主に砂と砂利)は、どれぐらいの水を含んでいるかによって以下の4種類(①~④)に分類されます。

[絶乾密度]
絶乾状態における密度のこと。
この数値が大きいほど、骨材中のすき間が少なく、良い骨材といえる。

[表乾密度]
表乾状態における密度のこと。
通常、「骨材の密度」といえば、表乾密度のことを指します。
表乾状態は、骨材中に水が満たされているため、表乾密度は絶乾密度より値が大きい。

⭐計算問題は、上の式を紙に書き、解きます。 実際に例題を解いてみます。
例題1
絶乾密度2.50g/c㎥、吸水率2.0%の骨材について、表乾密度(g/c㎥)を求めよ。
[解き方]

例題2
絶乾密度2.60g/c㎥の骨材について、表乾状態の質量が480.0g、絶乾状態の質量が465.5gであった。この骨材の表乾密度(g/c㎥)を求めよ。
[解き方]
まず吸水率(%)を計算し、その後に表乾密度を求めます。

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